


1日目
元調査船のMVウシュアイアで出発して割と静かなBeagle海を通過。少し年配のイギリス人のDさんはルームメイトで、楽しい会話を弾んだ。夕食の際日本人のアニヲタのTさんと知り合った。そもそもよりもい聖地巡礼のために南極に訪ねたので、小さめな船に仲間が居て嬉しかった。
なおTさんは南極旅行の詳細を個人HPにまとめた。写真や動画など沢山あるし、旅そのものだけでなく準備などについても詳しく書いてあるので、南極へ行く事に興味があれば是非:アマチュア無線局JE1SCJ
2ー3日目
南極海名物のドレーク海峡を通過。私たちより先に海峡を通過した台風の影響で海が大荒れだった。船の傾きは30度以上で、乗客の半分は船酔いに。Dさんも大分苦しそうで、船医から注射を受けて一日中ベッドで安静。こちらは幸い船酔い薬が効いていたが揺れが激しすぎて読書どころかシャワーさえ無理。ちなみに転倒での怪我人も。

4日目
南極半島を通過して静かなWeddell海へ到着。氷が多すぎて訪問予定の観察ステーションへ上陸できなくて残念。と言っても様々な形の氷のある海自体は絶景。そして更に南にあるPaulet島に上陸。凄まじい数のペンギンが居て5mどころか完全に囲まれている状態。
氷が多すぎて上陸できなかったエスペランサー観察ステーションがなんと昨日18.3°Cに。
5日目
Weddell海の更に南へ向かって、空母どころか島のようなデカっさの氷を多数目撃。そして一部の氷の上にペンギンが生息。曇っている天気でも小型船で接近したら氷の下に綺麗な青色が見えてまるで幻想的な風景だった。急に激しい霧が来て前も見えない状態で急がしく船へ戻った。








6日目
アイスブレーカーじゃないと更に南へ進めないので北へ戻ってDeception島とSpert島へ。Deception島は火山で火口の海水も外より暖かくて温泉感覚で入った人も。
7日目
午前はCuverville島に上陸。やっと青空で嬉しかった。Paulet島のAdelieペンギンと違い、ここのペンギンはGentooペンギンらしい。午後は南極半島の西側のParadise湾にある観察ステーションへ訪問。途中乗客の二人は船長の祝福で簡単な結婚式を挙げて正式な夫婦へ。
余談ですが、Tさんは今もう一度プラメモを観てるそうで嬉しい。








8日目
午前はOrne島に上陸。快晴で程よい高さの山に登ってペンギンの群れと一緒に周りの絶景を楽しんだ。午後はMelchoir諸島に向かっている途中鯨数匹と遭遇し、鯨は船からたった数m離れた場所で泳いでいた。Melchoir諸島には絶景と動物だけでなく珍しい形をした岩石も多数。
9-10日目
前回の荒いっぷりと違い割と落ち着いたドレーク海峡を通過。10日目の夕日の頃やっと南米が見えた。



